1. HOME
  2. ブログ
  3. ペットと同じ墓がダメな理由

ペットと同じ墓がダメな理由

人間とペットが同じお墓に入れないことがあります。全てのお墓ではありませんが、なぜペットと人間が同じお墓に入れないのでしょうか、理由は何なのでしょうか。ペットと同じお墓に入りたい場合にはどうすればよいのでしょうか。以下で見ていきます。

人間とペットが同じお墓に入れない理由

飼い主であれば家族として一緒に過ごしてきたペットが亡くなった後は、当然のように自分と同じお墓、家族と同じお墓に入れてあげたいと考えるのは自然な流れかもしれません。ですが、残念ながらペットと人間は当然のようには同じお墓に入る事ができません。人間とペットが同じお墓に入れないのには、いくつかの理由や背景があります。

法律では禁止されていない

お墓に関する決まりには「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)という法律があります。墓埋法には、人間とペットは同じお墓に入れないという記載はありません。法律に記載がないということは、人間とペットが同じお墓に入ること自体は、法的には禁止されているわけではないということです。

人間とペットが同じお墓にと考える際に知っておきたいのが、日本の法律的にペットは「物」という扱いになるという事です。ドイツのように民法で「動物は物ではない」と明記されている国もありますが、日本の民法にはそのような記載はありません。動物は命ある生き物です。ペットが物扱いされてしまうというのは、ペットを家族の一員のように感じている飼い主からすると信じられないことでしょう。ですが、亡くなった後その遺骨を同じお墓に埋葬しようとする際には副葬品、故人のお気に入りの遺品や写真などを故人と共に埋葬される物という扱いになるのです。

霊園の規約で禁止されている理由

法律で禁止されているわけではないのに何故同じお墓に入れないのかというと、霊園の規約で禁止されていることがあるからです。霊園で禁止されている理由は、仏教の六道という考え方によっています。六道の読み方は「ろくどう」または「りくどう」です。仏教では六道輪廻という考え方があります。輪廻という言葉は「輪廻転生」という単語で聞いたことがある方も居るかもしれません。六道輪廻では「この世に生きるもの全てが六道と呼ばれる6つの世界に何度も生まれ変わる」と考えられており、六道とは仏教で考えられている死後に生まれ変わる6つの世界で、6つは天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道です。現世での行いによって、来世で生まれ変わる世界が変わると考えられています。

天道、人間道、修羅道は三善趣
畜生道、餓鬼道、地獄道は三悪趣

となっているのですが、動物や鳥、昆虫の世界であるのが畜生道です。畜生道は生前の悪行の「むくい」により死後に落ちる世界であり、良い世界ではないと考えられています。弱肉強食の世界で、常に殺されるかもしれないという恐怖心を持ちながら生きる世界です。

動物は人間と違う世界に進むので、あの世で再会できることはない。別の扱いとなる動物を同じお墓に入れては、他のお墓の持ち主が嫌がるという価値観もあります。このような考えもあり、ペットは動物ですので人間と同じお墓に入るのは駄目だと考えられています。

仏教の宗派、浄土真宗の場合は「南無阿弥陀仏」と唱え、浄土に行くのですが動物は「南無阿弥陀仏」と唱えることができないから成仏できないという考え方もあります。仏教的な観点で、成仏できない動物を人間と一緒に供養するべきではないので、ペットと人間を一緒に供養する事を禁止している霊園も少なくありません。

ペットと同じお墓に入りたい

ペットと人間が同じお墓に入ることが出来ないのは、法律的に禁止されていないものの、霊園の考え方や宗教によるところがあります。仏教の解釈は宗派によって考え方が異なりますので、同じお墓に入れるかは霊園によることになります。

霊園のホームページやパンフレットに、ペットを納骨できるかどうかの記載があり、明確に
「ペットの納骨は禁止しています。」など記載がある霊園もあります。明記がない場合は規約の確認がおすすめです。個別の同じお墓にはいれなくとも、樹木葬であれば一緒に眠れるという場合もあります。

ペットと同じお墓に入れない場合、どうすればよいでしょうか。全てのお墓で禁止されている訳ではないので、ペットと同じお墓に入れる墓地や霊園に新しいお墓を作るという方法があります。また、お墓以外の方法も検討もおすすめです。現在では、お墓以外の供養方法が増加し人気となっており、埋葬方法が多様化しています。ペットと同じお墓に入りたいと考えている場合に、例えば納骨堂という埋葬方法はご存知でしょうか。

ペットと同じお墓、納骨堂という選択

納骨堂とは、主に建物の中などに個人や家族で遺骨を納められる施設です。ペットと同じお墓を考える際には、納骨堂という選択肢を知っておくと、選択の幅が広がります。納骨堂にはお墓にはないメリットがあります。お墓は屋外にありますが、納骨堂は屋内にあることが多くなります。屋内ですので、寒い日や暑い日、雨の日など天候を気にせずお参りに行くことが可能です。お墓と言えばお墓掃除や雑草除去が大変だと思う人も居るかもしれませんが、納骨堂であれば手間のかかるお墓掃除や草むしりも不要です。霊園は、アクセスしづらい場所にある事が多いですが、納骨堂は比較的アクセスの良い場所にあることが多く、お参りに行きやすくなります。お墓の場合はペットと同じお墓に入ることが規約で禁止されている霊園もありますが、納骨堂の場合は、ペットと一緒に入れる施設も多くあります。

ペットと将来的に同じお墓に入る予定で納骨堂を購入した場合には、また会えるね、などペットの事を想いながら暮せるのも良い点です。お墓の規約で人間とペットが一緒に納骨することを禁止されていた場合にも諦める必要はありません。スムーズに自分と同じお墓に入るために、先祖代々のお墓とは別にペットと一緒に眠ることができる場所を選ぶという選択肢もおすすめです。

北海道 札幌でペットと一緒に入れる納骨堂なら納骨堂てらす

納骨堂てらす恵庭外観-秋

納骨堂てらすはペットと同じお墓を選びたいという人におすすめの納骨堂です。ご家族の一員である動物たちも一緒にご納骨いただける施設になっています。ペット納骨プランがあり、愛しい小さな家族たちと眠る場所、ペットと一緒に入れる納骨堂を探している人におすすめの場所になっています。愛しい小さな家族たちと眠る場所はどこが良いのでしょうか。お別れの形、供養の形は大きく変化してきました。ペットと一緒に眠りたい、そう願うのも時代の変化と共に増えてきている要望のひとつでしょう。法律の解釈はさておき、ペットと同じお墓に入りたいと思うのは当然の考え方だと感じます。

納骨堂てらすでは宗教との関わり、供養のあり方などは、時代にあわせて形は変わるとしても大切なものだと考えています。今、さらなる大きな変化の渦の中、皆様の考える「理想の供養」を実現するための一歩として「納骨堂 てらす」がお手伝い出来ると信じています。

詳細はこちら

資料請求・お問い合わせ

関連記事