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【一人っ子のお墓】親のお墓、嫁ぐとどうなる?

一人っ子の場合、親のお墓をどうしようか悩む人も多いのではないでしょうか。お墓の管理はどうする?女性の一人っ子の場合は?嫁ぐと親のお墓はどうなる?など、一人っ子のお墓の問題や悩みについてまとめて掲載しています。

一人っ子の場合 お墓の管理はどうする?

日本では一人っ子の数が増えてきています。厚生労働省が発表している出生数、合計特殊出生率の推移は以下のようになっており年々出生率の減少が見られています。

出生数 出生率
2015年 1,005,721 1.45
2016年 977,242 1.44
2017年 946,146 1.43
2018年 918,400 1.42
2019年 865,234 1.36

参照)厚生労働省 図表1-1-7 出生数、合計特殊出生率の推移

同じく厚生労働省が発表している、2019年国民生活基礎調査の概況では

児童のいる世帯は 1122 万 1 千世帯で全世帯の 21.7%となっており、児童が「1人」いる世帯は 525 万世帯(全世帯の 10.1%、児童のいる世帯の 46.8%)、「2人」いる世帯は452万 3千世帯(全世帯の 8.7%、児童のいる世帯の 40.3%)となっている。

との記載があり、2019年時点で子供が2人いる世帯より、子供が1人の世帯、つまり一人っ子の世帯の方が多くなっているという数値の発表もありました。

参照)2019年 国民生活基礎調査の概況

お墓というと、代々その家の子供が継ぐのが一般的です。一人っ子の場合は兄弟姉妹が居ませんので、有無を言わさずその子供がお墓の継承者となり、お墓を継ぐことになりやすいです。親の他界により、ある日突然お墓を継ぐことになることも珍しくありません。継いだお墓の管理は兄弟姉妹と相談できないため、協力する人もおらず自分1人で行わなければなりません。そのため、不安や大変さが大きくなりがちです。

また、一人っ子の場合は自分の代だけではなく、次の世代のお墓の管理者も問題になってきやすいです。兄弟姉妹が居る場合は、自分が独身で子供が居なくとも、兄弟姉妹の子供がお墓を継ぐ事も可能になります。自分に子供が居てお墓を継いでもらうという場合はよいですが、独身で子供が居ない場合はお墓を継いでもらうことができません。自分の代で先祖代々のお墓を守る人が居なくなるということですので、先祖代々のお墓をどうするのかを考え、行動する必要がでてきます。

お墓を継ぐ人が居ない場合は、管理者が居なくなる「無縁墓」という状況になってしまいます。その場合「墓じまい」の検討を進める必要が出てきます。墓じまいとは現在使用しているお墓を撤去して更地にし、使用権を墓地の管理者に返還することです。墓じまいをする場合には所定の手続きを進めることになります。お骨の受け入れ先を探し、既存墓地の管理者に墓じまいの意向を伝え、改葬の諸手続きを進めます。閉眼供養・抜魂法要やお墓の撤去をし、新しい受け入れ先へ納骨するという流れになります。

一人っ子で独身という場合、両親がご存命であれば、予め墓じまいについて話す機会があるとスムーズかもしれません。また、独身でなくお墓を継ぐ子供がいる場合でも、お墓の管理が大変だからなど様々な理由や状況から墓じまいを選択する人も増えてきています。

女性の一人っ子 お墓はどうする?

一人っ子で女性の場合、お墓はどうなるの?という疑問があるかもしれません。慣習では、お墓には長男とその家族が入るのが一般的です。次男、三男は分家のお墓をつくりそのお墓に入る、また、長女、次女は婚家のお墓に入るというのが従来からの習わしでした。そのため、お墓を継げるのは長男だけ、女性はお墓を継ぐのが難しいという考え方もあるかもしれません。

慣習により長男しか墓を継げないと考える人は多いですが、法律上そのような規定はありません。現代では従来からの習わしも薄くなり、法律上の規定もないこともあり、長男しか継げないという考えは希薄になっています。ですので、もちろん娘さんもお墓を継ぐことができます。霊園の規約により、お墓には何親等の親族まで入れるかなど定められていますが、性別による制限はないことが一般的です。霊園の規約に従ってお墓に入ることができ、お墓の管理者になることもできます。

一人っ子で嫁ぐとお墓はどうなる?

女性で一人っ子の場合、さらに気になるのが一人っ子で嫁ぐ場合かと思います。自分は嫁ぎ先のお墓に入るのか、親のお墓はどうなるのか、一人っ子の場合嫁いだ後が心配となります。

女性で一人っ子の場合、婿を迎えるという方法があります。その場合はお婿さんも同じお墓に入ることになり、自分が管理者のままということになり自分のお墓の問題は少ないかもしれません。

では、嫁いだ場合ですが、嫁いで苗字は変わっても両親の管理者になれる場合もあります。ただし、宗派によってほかの家に嫁いでしまい檀家が変わった娘を、お墓を継ぐことを良しとしないお寺もあります。お墓の規約によりますので、自分のお墓の場合について確認がおすすめです。また、後のトラブルを避けるため嫁ぎ先にも親のお墓の管理者でいる事は伝えて、了解を取るという方法を取った方が良いかもしれません。

一人っ子同士で結婚。嫁ぐとお墓はどうなる?

さらに一人っ子同士で結婚する場合にも問題が出てきやすいです。お互いが先祖代々のお墓を継ぎ、夫婦どちらもがお互いのお墓の管理者となっている場合です。

嫁いだ後は嫁ぎ先のお墓に入ることが一般的ではありますが、「〇〇家の墓」という表記をしないお墓にして、実家のお墓に入る事が出来る場合もあります。夫婦のお墓をどうするのか、どちらのお墓に入るのか、一緒のお墓に入るのか、別々のお墓に入るのかなどの検討が必要になってきます。また、両家のお墓が一緒に入る、両家墓という考え方や方法もあります。

一人っ子同士の結婚では、お互いがお墓を管理し、お互いのお墓参りに行くなど負担も増えてくる場合があります。いずれ入る予定のないお墓については、墓じまいを考える必要も出てくるでしょう。

嫁ぐ場合は家族のみ納骨できる納骨堂の検討も

一人っ子の場合には、親のお墓に関して、嫁いだ場合について、一人っ子同士の結婚の場合にどうするかなど、様々な検討が必要となってきます。この場合、従来「お墓」という形にとらわれない方法もあります。現代では様々な供養の形があり、先祖代々のお墓を墓じまいし夫婦のみで納骨堂を利用する、また、両親と自分達が一緒の納骨堂に入れるようにするなど様々な方法の検討ができます。必ずしも従来のお墓の形やしきたりにとらわれる必要はありません。お墓の形は変わってきています。親のお墓を継ぐだけではなく、一人っ子だからこそできる選択もあります。自分たちの理想の形を考え、叶える方法を模索することが選ばれています。

納骨堂てらすは北海道 札幌市、恵庭市にある納骨堂

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