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無宗教で納骨堂を利用可能?お墓は要らない?納骨はどうする?

あなたはどんな宗教を信仰していますか。それとも特定の宗教を信仰していないのでしょうか。お墓や葬儀と仏教は切り離せない存在のように感じます。特定の宗教を信仰していない無宗教者の場合、お墓や葬儀、納骨はどうしたらよいのでしょうか。お墓は要らないのでしょうか。納骨堂は利用できるのでしょうか。無宗教について、無宗教だからこそ考えたい納骨先についてまとめて掲載しています。

日本人の約6割は無宗教

「神のみぞ知る」「困った時の神頼み」「神がかってる」など日本には昔から「神」という単語を使う言葉が色々あり、神様の存在を信じている人が多そうな印象があります。

NHKが2018年10月から11月にかけて行った「宗教」に関する世論調査(全国の18歳以上対象)でのアンケート結果によると、信仰している宗教を「仏教」と答えた人が31%、「神道」が3%で、何らかの宗教を信仰していると答えた人は合わせて36%という調査結果となっています。この調査は2008年にも実施されているのですが、何らかの宗教を信仰していると答えた人の割合は、この10年でほとんど変化していないとのことです。

2019年 NHK調査 参照)https://www.nhk.or.jp/bunken-blog/500/367473.html

何らかの宗教を信仰している人が4割程度ということは、つまり残りの約6割は無宗教者という事になります。無宗教とは特定の宗教を信仰しない、または信仰そのものを持たない思想のことをいいます。

世界には、生まれながらにして特定の宗教を信仰しなければならない国もありますが、日本では日本国憲法第20条で「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。」と定められており、信教の自由が保障されています。特定の宗教を信仰する自由のほか、宗教を信じない自由も同様となっており、日本では6割という半数を超える人が「無宗教」という結果に繋がっていると考えられます。

お墓や葬儀に関する用語は仏教用語

このように、日本では宗教を信じない自由が保障されており、日本人には特定の宗教を信仰しない無宗教の層が多く、約6割が無宗教者というアンケート結果もあるものの、お墓や葬儀に関する用語には仏教用語が多くあります。仏教用語だと意識していなくても、耳にしたことがある用語が実は仏教用語、参加した葬儀が仏教式という事も十分あり得ます。例えば以下の用語です。

  • ・初七日、四十九日

    仏教では人が亡くなるとあの世で7日毎に極楽浄土へ行けるかの裁判が行われ、その最後の判決の日が49日目です。最初の審判が行われる7日目を指すのが「初七日」、その最後の判決の日が49日目が「四十九日」になります。

  • ・戒名(かいみょう)

    戒名とは仏教において、戒を守ることを誓った者に与えられる名前です。故人の亡き後、遺族が僧侶に依頼して、通夜の前に授かる事が一般的になっています。

  • ・法事

    法事とは、亡くなった人の冥福を祈るために行う仏教の儀式です。親族や故人にゆかりのある人たちが集まって、僧侶と共に故人の冥福を祈る会のようになっている側面がありますが、仏教行事のひとつです。

  • お葬式の場面で、耳にしたことがある言葉が多いのではないでしょうか。無宗教が6割程度いるといわれている日本ではありますが、日本の葬儀やお墓には仏教の習慣が多くあり、参加する葬儀はほとんど仏教式だったということも珍しくない状況になっています。「葬式仏教」という、葬式と法事を表面的にとりおこなう、現代の仏教界を揶揄して使われる言葉があるほど、実態的には無宗教者が多いにもかかわらず、表面的に仏教の教えを取り入れている状況があります。

    無宗教ならお墓も戒名も葬式も法事もいらない!?

    仏教式の葬儀やお墓が多いので悩む方もいらっしゃるかもしれませんが、自分は無宗教者だという場合、お葬式やお墓に仏教の教えを取り入れるかは個人の自由になっています。葬儀をやるもやらないも自由です。無宗教ですので、宗教や宗派に応じた葬儀の手順やマナーを気にする必要がないのです。必ずしも仏教の教えに沿った葬儀を行う必要はなく、四十九日法要や仏壇も決まりはありません。無宗教者が葬儀を行う際には、

    • 住職を呼ばないお経がない葬儀
    • 火葬場で弔う直葬
    • 故人の好きな音楽をかけた葬儀

    など自分の好きなスタイルで、宗教的な儀式や葬儀の習わしなどにとらわれず、自由に葬儀を行うことが可能です。ただし、無宗教者が無宗教向けの葬儀を行うこと自体は自由なのですが、問題となるのが周囲の理解が得られない場合があることです。日本人の多くが仏教式の葬儀に慣れているため、明るい雰囲気のお別れ会のような葬儀やお坊さんを呼ばないお葬式などでは、参列者の方が驚いてしまうこともあるかもしれません。

    無宗教でも納骨先は考えたい

    このように無宗教の場合、葬儀は比較的自由になっているので、周囲の理解さえあれば、自分の好きなスタイルで葬儀を行うことができます。納骨先も仏教に沿ったお墓も必ずしも必要ではありませんが、無宗教でも納骨先はしっかり考えておきたいところです。無宗教だから「お墓」も要らないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、いくら無宗教だから仏教式のお墓は要らないとしても、納骨先を考えないと遺骨をそのまま家に置いておくことになってしまうこともあります。

    従来からあるお墓以外にも、現代では色々な納骨先があり、自分の好きな所を選びやすくなっています。先祖代々のお墓がなく、無宗教なのであれば、必ずしも従来の「お墓」という形にこだわらないのもよいかもしれません。
    「お墓」という形以外に、現代で選ばれている納骨先には、樹木葬、納骨堂などがあります。従来のお墓というと、遠方でお墓参りが大変、お墓の管理が大変などのイメージがあるかもしれませんが、管理の手間がかからない、アクセスが良い場所にあることが多い納骨堂など、生前から自分の好みの納骨先を選ぶ人も増えています。

    札幌市、恵庭市周辺で無宗教の人におすすめの納骨堂

    納骨堂てらすは屋内型の納骨堂です。悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設で、特に高齢の方、お体の不自由な方には負担も少なく、快適なお参りが可能です。

    無宗教だからお墓は要らない、従来とは異なる新しいお墓の形を探しているという方に是非ご覧いただきたい施設です。祭壇に付属したリーダーに会員カードをかざすと、事前に登録した故人様の写真が映し出されるというデジタル祭壇を完備した礼拝堂、空調の効いた室内、お参り時の待ち時間などにお使い頂けるくつろぎのカフェスペースなど、霊園や納骨堂特有の暗い雰囲気を極力排除した、明るい雰囲気の作りとなっています。

    従来の納骨堂の雰囲気とは一線を画すモダンな建物となっており、納骨堂を札幌、恵庭で探している人におすすめです。是非見学にお越しください。

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