無縁仏の供養の仕方
無縁仏になったとき、どのように供養されるのでしょうか。無縁仏が増えている理由や無縁仏の供養の仕方、無縁仏になりたい人はどうしたらなれるのかなど、無縁仏についてまとめて掲載しています。
無縁仏とは
無縁仏とは継承すべき親族や縁故者などがいない仏のことです。一般的には、亡き後は誰かが引き取りますが、身元不明で引き取り手がない場合は、親族や縁故者がいても、引き取りを拒否することで、無縁仏となってしまいます。
無縁仏が増えている
全国で無縁仏が増加しています。無縁仏が増えている理由は孤独死の増加が関係しているといわれています。孤独死は核家族や離婚件数の増加が背景にありますが、もちろん、結婚して長年連れ添っていても、死別により孤独な最期を迎えることになることは珍しいことではありません。警察庁が発表している警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者の数があり、令和6年上半期(1~6月分)(暫定値)における警察取扱死体数10万2,965体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者は3万7,227体(36.2%)でした。
3万7,227体の年齢別内訳は
- 85歳以上7498人
- 75歳~79歳が5920人
- 70歳~74歳が5635人
となっており、多くが70歳以上の高齢者です。自宅において死亡した一人暮らしの者とはつまり、孤独死の数と考えることができます。この数値をみると、4割近くが自宅で孤独死しているとなっており、自分の身近な人や、親しい人がいつ孤独死となってもおかしくない数値です。身近な人も身元不明と判断され親戚がいない、連絡が取れない場合には、無縁仏になってしまいます。また、身元がわかっていても、引き取り手が見つからない場合があります。身内が居て連絡が取れる場合でも、受け取り拒否され無縁仏になる場合もあります。
参照)令和6年上半期(1~6月分)(暫定値)における死体取扱状況(警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者)について|警察庁Webサイト
無縁仏の供養の仕方
無縁仏はどのように供養されるのでしょうか。無縁仏の供養の仕方は、一般的に合祀や合葬というかたちです。日本の法律では身元が特定されないなどの理由で、死亡人の埋火葬を行う者がいない又は判明しないと場合、死亡地の市区町村長が、これを行わなければならないと定められています。(墓埋法第9条第1項)
自治体により供養場所が異なりますが、合葬、合同葬という形でまとめて供養されます。例えば北海道札幌市の場合は、自宅や病院などで身寄りのない単身者などが亡くなり、引取者がわからない遺骨や、身元が不明な行旅死亡人の遺骨は、引取者のない遺骨として、市が2年間保管することとしています。引取者が現れない場合は、無縁仏として平岸霊園の合同納骨塚に納められています。
参照)墓地の現状と課題(引取者のない遺骨の増加)|札幌市ホームページ
無縁仏として供養されると、遺骨をまとめて供養しますので、後から特定の遺骨を取り出すことができません。身元がいないと判断されてしまい無縁仏となると、後からやはり故人のお墓をつくりたい、個別に供養してあげたいと考えてもその願いは叶わないということです。大切な人を無縁仏にしないよう、身元不明のお骨にしないような工夫や事前の準備が必要になりそうです。
無縁仏になりたい
中には無縁仏になりたいという人もいます。ただ、無縁仏は継承すべき親族や縁故者などがいない仏ですので、近親者が名乗り出れば無縁仏となりたくても、無縁仏にはなりません。先祖代々のお墓や親戚と同じお墓、家族と一緒のお墓に入りたくないという理由で無縁仏になりたいというのであれば、自分だけのお墓を生前に用意しておき、無縁仏と同じ合葬での供養先を用意することも可能です。
無縁仏にしない。供養したい
無縁仏の供養の仕方が嫌で個別の供養をしたいなら、身元不明の遺体となることは避けたいところです。ただ、人の死はいつ訪れるか分かりません。また、どんな人にもいつか必ず死がおとずれます。年齢を重ねると、自宅で1人暮らしの状態で亡くなり発見される可能性が高くなることが、先ほどの警察庁のデータからも分かります。遺書が準備されていない、遺志がわからないなどの理由で無縁仏になってしまう可能性があるのです。無縁仏となるのに加えて、相続人がいない場合は財産が国のものになってしまうこともあります。自分の死後のこと、親の死後ことなど、希望の供養の仕方は頭の中で描いているだけでは叶いません。生きている間に死後の希望を話し合うのは、なかなか難しいところではありますが、考えすぎて早いことはありません。
近年、お墓に関する価値観は多様化してきています。お墓は要らないという考え方をする人も増え、墓じまいをして新しいお墓の形を選ぶ人も増えています。お墓の管理は大変なため、お墓以外で供養ができる場所を選んでいるのです。納骨堂は、近くにあり管理が不要で供養できる場所です。お墓よりお金がかからず、雨天時にも快適にお参りできるなどの利便性があります。供養する場所はお墓だけではありませんので、自分や周りに負担がかからない納骨堂などがお墓に代わりが選ばれているのです。お墓は面倒に感じるけど無縁仏になりたくない、したくないなどの場合は、納骨堂の検討がおすすめです。
札幌市、恵庭市、旭川市周辺でおすすめの納骨堂
納骨堂てらすは北海道札幌市、恵庭市、旭川市にある屋内型の納骨堂です。納骨堂は屋内にありますので、悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設になっています。納骨堂てらすならお墓の約10分の1の費用で追加費用も掛かりません。年会費・管理費不要で永代供養が出来ますので、費用の面ではお墓より安価で利用することができます。アクセスが良く快適な空間でのお参りをお約束します。
薄れていく宗教とのつながり、現代での親戚付き合いの中、お墓参りも大きく変化してきました。核家族化が進み、お墓参りのために親族が集まるという機会は少なくなっています。負担の少ない形で故人を偲び冥福を祈るために供養を行うことを継続できる方法もあります。納骨堂てらすではご自身にも負担が少なく、お子様にご負担を掛けない供養のカタチをご提案します。
納骨堂てらすは、無縁仏になりたくないという人にもお勧めしたい納骨堂です。最新式のデジタル祭壇を用意しており、いつでも在りし日の故人様のお姿を前に、お子様・お孫様などご家族で思い出を語りあう機会を維持することが可能です。「お墓」を選び、維持していくという時代に変化が出てきています。新しい生活様式、家族のあり方にあわせた「新しい供養のカタチ」をご提案しています。資料請求は無料ですので、是非お問い合わせください。