1. HOME
  2. ブログ
  3. 墓じまいは増えている?「墓じまい」 件数の推移

墓じまいは増えている?「墓じまい」 件数の推移

「墓じまい」という言葉を聞いたことはありますか?近年、墓じまいをする人が増えています。墓じまいの件数推移や、都道府県の件数推移、件数が増えている理由や背景などについてまとめて掲載しています。

墓じまいが増えている

近年、マスコミなどで「墓じまい」という言葉を見かけた方もいるでしょうか。墓じまいが増えており、その背景が報じられる機会が増えています。墓じまいの件数が増えるには様々な背景があります。

・跡継ぎが居ない

お墓には跡継ぎが必要です。跡継ぎとして、自分の子供にお墓を継いでもらうのが一般的でした。ですが、未婚率の増加、少子化などで跡継ぎが居ないという人が増えています。跡継ぎが居ないので、墓じまいするしかないということになっている背景があります。

・お墓の維持が大変

跡継ぎは居ても、お墓を維持するのが大変だという理由で墓じまいを選択する人もいます。
お墓が遠方にありなかなか行く時間が取れない、お墓参りにいけない、お墓の管理が大変などの理由で墓じまいを選ぶこととなっています。

・子供に大変な思いをさせたくない

お墓で大変な思いをした世代が、自分の代で墓じまいし子供には大変な思いをさせたくないと墓じまいを選んでいます。自分達が負担に感じていたからこそ、次の世代には同じ苦労をさせたくないという選択です。

墓じまいを選ぶ背景には、これまでのようにお墓を選ぶことが当たり前でなくなったという点があります。時代が変わり、家族の形や価値観も変化してきています。

仕方なく墓じまいする、希望して墓じまいする、どのような理由で墓じまいするのかに違いはありますが、件数が増加しているのは事実です。以下で墓じまいの件数推移を見ていきましょう。

墓じまいの件数推移

墓じまいとは、使用しているお墓を撤去して更地にし、使用権を墓地の管理者に返還することをいいます。改葬とは、お墓を引越して別の場所に移すことをいい、似た場面で使われている言葉です。厳密には墓じまいと改葬は違う意味ですが、改装は墓じまいの流れで行うため、墓じまいの件数推移をみる時に、改葬件数が参考になります。厚生労働省が毎年発表している衛生行政報告例で改葬件数を見ることができます。

令和4年度(2022年度) 151,076
令和3年度(2021年度) 118,975
令和2年度(2020年度) 117,772
令和元年度(2019年度) 124,346
平成30年度(2018年度) 115,384
平成29年度(2017年度) 104,493
平成28年度(2016年度) 97,317
平成27年度(2015年度) 91,567
平成26年度(2014年度) 83,574
平成25年度(2013年度) 88,397
平成24年度(2012年度) 79,749
平成23年度(2011年度) 76,662
平成22年度(2010年度) 72,180
平成21年度(2009年度) 72,050
平成20年度(2008年度) 72,483
平成19年度(2007年度) 73,924
平成18年度(2006年度) 89,155
平成17年度(2005年度) 96,380
平成16年度(2004年度) 68,421
平成15年度(2003年度) 68,579
平成14年度(2002年度) 72,040
平成13年度(2001年度) 64,755
平成12年度(2000年度) 66,643
平成11年度(1999年度) 67,270
平成10年度(1998年度) 70,263
平成9年度(1997年度) 69,862

この推移をみてみると、かつて年間6万、7万台だった改葬件数は平成29年度(2017年度)以降、年間10万件以上の改葬が行われている推移となっています。令和4年度(2022年度)は151,076件と初めて15万件を超える件数となりました。年々右肩上がりになる増加傾向の推移になっており、今後も増加が予想されます。

参照)埋葬及び火葬の死体・死胎数並びに改葬数,都道府県-指定都市-中核市(再掲)別

厚生労働省 令和4年度衛生行政報告例 改葬件数

都道府県別墓じまいの件数推移

厚生労働省からは都道府県別の改葬件数も発表されています。以下が令和4年度から平成29年度の数値です。

令和4年度 令和3年度 令和2年度 令和元年度 平成30年度 平成29年度
北海道 12,243 9,321 8,977 10,318 9,584 7,638
青森県 1,493 1,237 938 1,202 920 834
岩手県 1,204 1,107 941 1,245 1,129 918
宮城県 1,280 1,043 816 1,165 1,025 966
秋田県 816 722 773 748 790 541
山形県 765 548 500 658 543 341
福島県 3,247 2,405 2,454 2,905 3,109 3,650
茨城県 3,209 2,172 2,032 2,070 2,171 2,071
栃木県 1,497 1,468 1,036 1,141 1,675 794
群馬県 1,205 1,007 797 1,227 1,105 1,754
埼玉県 5,996 4,595 3,480 4,291 3,878 3,604
千葉県 7,538 5,639 5,222 5,569 5,241 4,900
東京都 10,915 10,830 8,973 10,010 8,721 8,627
神奈川県 7,438 6,306 5,318 6,397 6,797 5,205
新潟県 1,533 801 1,020 1,534 1,134 773
富山県 894 565 496 635 677 510
石川県 1,283 737 824 788 735 494
福井県 235 128 135 221 180 159
山梨県 974 686 638 444 582 529
長野県 2,067 1,528 1,510 1,866 1,547 1,246
岐阜県 2,059 1,184 1,136 1,038 989 1,084
静岡県 5,731 4,905 4,104 4,858 4,391 4,192
愛知県 6,096 3,656 2,969 4,030 3,453 3,769
三重県 2,139 1,972 10,510 2,142 1,623 1,691
滋賀県 1,021 809 787 916 841 1,556
京都府 3,544 2,797 2,352 2,634 2,420 2,371
大阪府 7,934 6,653 8,473 8,133 6,503 4,909
兵庫県 7,711 6,350 6,047 7,254 5,980 4,767
奈良県 1,732 1,490 1,512 1,470 1,276 1,251
和歌山県 3,019 1,729 1,394 1,586 1,779 1,573
鳥取県 883 658 549 654 663 687
島根県 1,538 1,387 1,096 1,327 1,260 1,130
岡山県 2,563 2,061 1,813 1,772 1,503 1,457
広島県 3,872 3,273 2,017 2,410 2,159 2,218
山口県 4,669 3,674 2,692 3,389 2,855 2,920
徳島県 584 236 423 414 433 416
香川県 1,340 964 905 1,117 1,520 798
愛媛県 2,052 1,522 1,728 2,001 2,019 1,613
高知県 1,582 1,503 1,282 1,467 1,456 1,206
福岡県 5,406 4,022 3,509 4,578 4,417 3,864
佐賀県 1,180 861 726 1,454 954 1,369
長崎県 6,049 4,337 3,443 4,249 4,168 3,367
熊本県 1,698 1,369 1,326 1,698 2,003 1,985
大分県 1,423 983 991 1,063 1,080 863
宮崎県 1,814 1,646 1,383 1,132 1,300 1,323
鹿児島県 4,502 3,527 3,204 4,691 4,777 3,956
沖縄県 3,103 2,562 4,521 2,435 2,019 2,604

都道府県別の改葬件数をみてみると、東京都、神奈川県、大阪府など人口が多い都道府県で件数が多くなっています。人口のランキングと少し異なるのが北海道です。北海道は人口が10位前後の都道府県ですが、令和4年度の発表では、改葬件数が日本一多い都道府県になっています。札幌市以外の件数は厚生労働省からは発表がありませんが、恵庭市や旭川市など市の公式ホームページについて、改装についての記載があり、いずれもそれなりの件数があることが予想されます。

墓じまいの後にどうするか

墓じまいの後はその後の遺骨をどうするか、改葬先を選びます。改葬先について考えた上で墓じまいをすすめることがおすすめです。墓じまいの後については、こちらにまとめて掲載しています。

後悔しない墓じまい。その後の遺骨はどうする

北海道 札幌市、恵庭市、旭川市周辺で月額無料の納骨堂

薄れていく宗教とのつながり、現代での親戚付き合いの中、お墓参りも大きく変化してきました。核家族化が進み、お墓参りのために親族が集まるという機会は少なくなっています。負担の少ない形で故人を偲び冥福を祈るために供養を行うことを継続できる方法もあります。納骨堂てらすではご自身にも負担が少なく、お子様にご負担を掛けない供養のカタチをご提案します。事故の危険がある遠い道のりを渋滞のストレスと戦いながら辿り着いた霊園で、猛暑のなか、虫よけスプレーと線香・お花・お供えを持って階段を上がる。そんなお墓参りも風情があって良いとは思いますが、高齢の方や体の不自由な方にとっては大きな負担となってしまいます。

納骨堂てらすは北海道札幌市、恵庭市、旭川市にある屋内型の納骨堂です。納骨堂は屋内にありますので、悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設になっています。納骨堂てらすならお墓の約10分の1の費用で追加費用も掛かりません。年会費・管理費不要で永代供養が出来ますので、費用の面ではお墓より安価で利用することができます。アクセスが良く快適な空間でのお参りをお約束します。

納骨堂てらすは、墓じまいを検討している人、お墓のメリットは理解できるけどデメリットを感じるという人にもお勧めしたい納骨堂です。最新式のデジタル祭壇を用意しており、いつでも在りし日の故人様のお姿を前に、お子様・お孫様などご家族で思い出を語りあう機会を維持することが可能です。「お墓」を選び、維持していくという時代に変化が出てきています。新しい生活様式、家族のあり方にあわせた「新しい供養のカタチ」をご提案しています。資料請求は無料ですので、是非お問い合わせください。

資料請求・お問い合わせ

関連記事