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後悔しない墓じまい。その後の遺骨はどうする

後悔しない墓じまいをするために、墓じまいした後の遺骨はどうするのが良いでしょうか。遺骨をどこに改葬するのが良いでしょうか。取り返しのつかない後悔とならないよう、墓じまいする際に知っておきたい事をまとめて掲載しています。

墓じまいが増えている

墓じまいを選ぶ人が増えています。墓じまいとは現在使用しているお墓を撤去して更地にし、使用権を墓地の管理者に返還することで改葬のことをいいます。厚生労働省が発表している数値によると、平成11年度(1999年度) 67,270件だった改葬件数は、令和元年度(2019年度)には124,346件となり増加傾向になっている数値が発表されています。

墓じまいが増えていているのはなぜでしょうか。墓じまいを選ぶ人に共通する、いくつかの理由が見られます。

  • 遠距離でお墓参りが大変
    お墓が近くに無く、お墓参りに行く際には遠距離を通わなければなない
  • 墓の継承者が居ない
    子供が居ない、独身など様々な理由によりお墓を継ぐ人が居ない
  • 家族に面倒かけたくない
    お墓の管理などの負担を家族に残したくない

先祖代々のお墓は実家近くにある事が多く、都会で暮らす人々にとってお墓の負担が大きくなっています。生涯独身で過ごす人や子供を持たない生き方も増えており、このような生活の変化を背景に、今後も墓じまいは増加することが予想されます。

墓じまいで後悔

増加している改葬ではありますが、そんな中「墓じまいをして後悔した」という声も耳にします。後悔したという人の理由は様々ですが、多く聞かれる声には以下のものがあります。

  • 家族や親族とのトラブルで後悔

    墓じまいに関して、自分の希望と家族の意見が合わず揉めてしまい、険悪な仲になってしまったという後悔の声があります。墓じまいの件数が増えているとはいえ、世代間や個人間で価値観の違いがあります。お墓を無くすなんて信じられないという価値観も依然強くあります。自分のため、子供のために墓じまいをしようと思っていたとしても、同意がなく勝手に進めてしまうと、仲が悪くなってしまいます。このような揉め事となっては後悔しますし、故人が望むことではないでしょう。

  • 離檀料が高くて後悔

    墓じまいする際に、離檀料を支払うことがあります。離檀料とは、檀家をやめる際これまでお墓を守っていただいた、お世話になった、という感謝の気持ちを込めて支払うお金ですが、高額な金額を請求されたというトラブルも出てきています。お寺によって相場が大きく異なり数万円だということもあれば、数十万円がかかることとなり思わぬ高額な離檀料の支払いに後悔してしまいます。

  • ・寺院とトラブルになり後悔

    墓じまいをする際には、墓石の解体撤去前に、寺院に閉眼供養を依頼するのが通例です。魂抜きともいわれる閉眼供養とは、お墓に宿っている故人の魂を抜き取る儀式です。墓石には仏様となった故人の魂が宿ると考えられているため、墓じまいをする際に故人の魂を抜き取る閉眼供養を行うという訳です。この流れを知らず、閉眼供養を行わないで墓じまいを進めたことから寺院とトラブルになり後悔することもあります。また、墓じまいには改葬許可が必要になります。改葬許可手続きを怠るとトラブルはもちろん、法律違反になりかねませんのでご注意ください。

  • 改葬先とトラブルになり後悔

    墓じまいをした後には遺骨を改葬先に移しますが、その際「合祀」という他人と合わせて祀る埋葬方法を選択する方がいます。個別に遺骨を埋葬する方法より安価なことから仕組みの理解が曖昧なまま選択する方も居るようですが、合祀にしてしまうと遺骨が取り出せなくなり後悔することとなります。

  • お参りに行く場所がなくなり後悔

    墓じまいの後の改葬先によっては、お参りに行く場所がなくなり後悔することがあります。例えば散骨してしまった場合には、遺骨は手元になくなり、お参りに行く習慣もなくなります。墓じまいに関するトラブルには解決の方法もあり得るトラブルもありますが、改葬先に関するトラブルは取り返しが付かない後悔となる可能性があるため慎重な選択をする必要があります。

墓じまい その後の遺骨はどうする

後悔しない墓じまいをする際に大切なのが、墓じまいしたその後の遺骨をどうするか、改葬先選びです。よく上がる後悔の声をもとに、墓じまいした後の遺骨をどうするかを検討していきます。

場所・立地で後悔しないために

お墓が遠くにあり、なかなか足を運ぶことができないためにお墓の場所をお引っ越ししたい、墓じまいをしたいという場合には、近隣の墓地や霊園に改葬することになります。お墓参りのしやすい墓地や霊園に改葬、お引越ししたつもりが、実際に足を運んでみると思ったより時間がかかってしまうという事があります。公共交通機関ではアクセスが難しい場所、車が走りづらい道など地図や住所ではなかなか分かりづらい点もあり、後悔につながります。このような背景を鑑みるに、足を運びやすい場所を実際に見学して見るのがおすすめです。

費用で後悔しないために

墓じまいの際に思ったより費用がかかることがあります。まずは、離檀料、閉眼供養など墓じまいの流れやかかる費用を理解しておきましょう。また、後継ぎがいないという場合には永代供養をしてくれる改葬先に申し込む場合があります。管理の手間から解放されるメリットがある反面、永代供養は月次の費用がかかる場合、思ったより費用が高くかかる場合もあり後悔することもあります。費用に関しては、事前にしっかり確認をして「墓じまいにかかる費用」を把握しておきたいところです。

散骨、合祀をして後悔しないために

墓じまいの後、遺骨を散骨する人、合祀をする人も居ます。散骨とは火葬後のお骨を粉末状にして撒く供養方法です。海に、川に、山になど色々な場所が散骨場所として選ばれています。合祀(ごうし)とは合わせて祀るという意味で、他人と一緒に埋葬する方法です。複数人の遺骨を合わせて埋葬する方法なので合葬(がっそう)と呼ばれることもあります。

散骨、合祀は安価となる場合が多いことから、金額面を理由に選択されることがあります。ただ、大きなデメリットは、散骨してしまった遺骨を回収することができない、合祀されるため故人の遺骨のみを取り出すことができないという点です。散骨では遺骨を撒いてしまいますので、手元に遺骨が無くなってしまいます。合祀では他人の遺骨と一緒に供養するので、故人の遺骨のみは取り出せません。どちらも故人のお参りに行ける場所がなくなるという後悔に繋がり易くなります。この後悔は取り返しがつきません。しっかりと検討や相談をしたうえで選択されることを強くおすすめします。

墓じまいの後、お骨をどうするか様々な方法があります。供養の方法はそれぞれです。自分自身や家族が後悔しないようどんな風に供養したいか、自身と関係者と向き合い真剣に検討していきましょう。

墓じまいの後 遺骨を納骨堂に

墓じまい後に納骨堂への改葬も選択されています。遠方にあるお墓は避けたい、でもお参りする場所は残しておきたい、気軽にお参りに行きたい、快適にお参りしたいそんな人におすすめなのが納骨堂です。

現在ではお墓という形に変化が出てきており、必ずしも墓石があるお墓だけが選ばれるわけではありません。散骨は手元からお骨が無くなってしまうので避けたい、お墓は管理が大変だから、など様々な理由で納骨堂が選ばれています。納骨堂の魅力は色々あります。清潔な施設が多いですし、お墓より費用が安い施設が多くあります。悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りしやすいです。永代供養がある納骨堂が多く管理の負担から解放されます。墓じまいを進める前に墓じまいの後どこに改葬するのか、しっかり検討することは、後悔しない墓じまいをする事に繋がりやすくなります。

札幌市、恵庭市周辺で墓じまいを検討している人におすすめの納骨堂

納骨堂てらすは北海道の札幌、恵庭にある屋内型の納骨堂です。悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設となっており、年会費・管理費不要で永代供養が出来ます。墓じまいの後の改葬先には、100万円以上かかる場所もありますが、納骨堂てらすでは、「合葬納骨プラン」であれば16万5千円のみで、年会費・管理費不要で永代供養が出来ます。永代供養ができる納骨堂を札幌、恵庭で探している人におすすめです。

「先祖代々のお墓に入れる」というのが一番当たり前で最適な供養の形だと思いますが、現代では家族や親族のあり方、それぞれのニーズも変化し、求められる供養のカタチも新たなものへと変化しています。墓じまいという選択が増えてきているのも変化のひとつです。新しい価値観、新しい生活様式、新しい社会。未来を見据えた視点に立ち、「新しい供養のカタチ」として納骨堂てらすは存在しています。後悔しない墓じまいの改葬先としてお墓以外にも選択肢があります。見学は9時から17時までであれば、いつでもお気軽にお越しいただけます。ご見学予約の上、ぜひお越しください。

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