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新しいお墓の形「納骨堂」

古いお墓イメージ

「お墓」と聞くとどんな形をイメージするでしょうか。屋外の霊園に沢山の墓石が並んでいる、そんなイメージを描く方が多いかもしれません。現代では、従来からある「お墓」とは違う、新しい形のお墓もあります。従来のお墓の形と墓じまい、そして従来のお墓を大変だと感じる層から選ばれている新しいお墓の形「納骨堂」についてみていきます。

従来のお墓の形

従来のお墓は、墓地に墓石があるというものです。おそらく多くの人が描く「お墓」というのはこのようなイメージが多いでしょう。お墓を新たに購入すると、墓石・永代使用料を含め、一般的に150万円以上の費用が掛かると言われています。そのためお墓は非常に高額な買い物でもあります。石やデザインにこだわりを持つとより高額になります。霊園やお墓の維持管理に必要な費用、お墓のメンテナンスや修理費用など、購入後にかかる費用も安いものではありません。

お墓は屋外にありますので、掃除をしないと特に夏には雑草だらけになり、草が生い茂りお隣のお墓にまで侵入してしまう状況になりがちです。墓石と墓石をつなぐ目地部分は劣化する場合もあります。お墓の管理はお墓を継いだ者、継承者が負担するのが一般的です。また、従来のお墓は長男が継ぐという習わしがあり、それ以外の者はお墓に入れないということもあります。

墓じまいが増えている

そんな従来の先祖から伝わるお墓を「墓じまい」する人が増えています。墓じまいとは現在使用しているお墓を撤去して更地にし、使用権を墓地の管理者に返還する改装のことです。厚生労働省が発表している衛生行政報告例 改葬件数では、平成11年度(1999年度) 67,270件だった改葬件数は、令和元年度(2019年度)には124,346件となっており、大幅に増えているという報告がされています。

参照)厚生労働省 令和元年度衛生行政報告例 改葬件数
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/19/

従来のお墓からお引越しする「墓じまい」が増えている背景には、現在の日本人の、従来とは異なる様々な変化が理由にあげられます。

お墓の跡継ぎが居ない

従来のお墓は、先祖代々の一家が入る習わしです。後継者が年間の管理費を永続的に支払い続けることなります。後継者になれるのは、その家の「長男」です。

従来のお墓は長男が継ぐという習わしになっています。そのため、男の子供が居ない家庭、またそもそも子供が居ない家庭はお墓を継ぐ人が居なくなってしまうのです。

子だくさんで大家族、男児も多くいることが普通だったのは以前の家族形態です。現在では家族の形が変わっています。核家族化が進み、少子化が進み、子供を持たないという人もいますし、子供がいても女の子だけというのは今や珍しい家族の形ではありません。

そのため、自分の死後お墓を管理してくれる人がいなくなり、お墓の跡継ぎが居ないので墓じまいを行うというわけです。

お墓参りに行きづらい

従来のお墓は遠方にあり、アクセスが悪い場所にあることも墓じまいが多い理由のひとつです。実家近くに霊園がある人たちにとって、実家に帰る時間を作ることすらままならない中、お墓に足を運ぶのはより難しくなります。

また、従来のお墓がある霊園内は広く、先祖のお墓に行くまで駐車場から距離がある場合もあります。霊園によっては、砂利道など足元が悪い場所もあります。元気なうちは遠方や足元が悪い場所へお墓参りに行くこともできますが、足が悪くなったり、体調不良などとなると、お墓参りに行きたくてもなかなか行くことができないという事態になりやすくなります。

管理が大変

また、先に書いたようにお墓では墓石と墓石をつなぐ目地部分が劣化する場合もあり、メンテナンスが必要となります。掃除など管理も当然必要です。夏には雑草が生い茂りますので、放置していると隣のお墓に雑草が侵入し迷惑をかけてしまう場合もあります。墓所を清掃し墓石をきれいに保っておくことは、お墓の後継者の務めという従来の考えではあります。しかい、忙しい現代に足を運びづらい場所にある墓地に定期的に通う事は大変で、お墓の管理が重荷となり墓じまいへとつながりやすくなります。

子供に大変な思いをさせたくない

自分達にとってお墓の管理が負担だったので、跡継ぎはいても子供に大変な思いをさせたくないという理由で親世代が自ら墓じまいを選択する場合も出てきています。

自らがお墓の管理をしてみて「子供には迷惑をかけたくない」という感想を持つくらいに、実際にお墓を持つことは、とても大変なことなのだという実体験が現れている結果かもしれません。自分達の世代で従来の「お墓」という形を終わりにしようという、価値観の変化が見られてきています。

新しいお墓の形「納骨堂」

てらすの礼拝祭壇

墓じまいが増えている背景の変化や理由をまとめると、従来のお墓という形が時代に合わなくなってきているという事に繋がります。先祖代々伝わる「お墓」という制度や習わしは以前から変わりませんが、私たちは時代とともに変化し続けるのです。とはいえ、故人を供養するという気持ちはあるなか、従来のお墓とは違う、新しいお墓の形が求められています。

新しいお墓の形のひとつが「納骨堂」です。納骨堂は、従来のお墓のように先祖代々長男が継ぐ訳ではなく、個人、夫婦といったさまざまな単位で遺骨を収蔵することができる、いわば納骨スペースのような場所です。ペットと一緒に入りたいという希望も叶えやすい場所です。

納骨堂と言っても色々な種類がありますが、多くの納骨堂は都会などアクセスがしやすい場所にあることが多いです。そのため、お参りに行きやすいというメリットがあります。また、納骨堂は室内にあることが多く、雨風など天候を心配することなくお参りができます。また、永代供養といって遺骨の管理や供養を任せる事ができることが多く、管理の負担を軽減できるのも納骨堂が人気の点です。永代供養のついていない納骨堂もあるので注意が必要ですが、草むしりにいつ行こうかなど、お墓の管理状態を気にしなければいけなかった状況から解放される点も現代人のスタイルにあっているお墓の形といえるでしょう。

現代では家族や親族のあり方、それぞれのニーズも変化し、求められる供養のカタチも新たなものへと変化しています。供養の意味は何なのか、従来の「お墓」という形にとらわれず、本当に大切なものは何なのかを見つめ直す時期に来ているのでしょう。

札幌市、恵庭市周辺で新しいお墓の形を探している人におすすめの納骨堂

てらす札幌外観イメージ

新しい価値観、新しい生活様式、新しい社会。未来を見据えた視点に立ち、「新しい供養のカタチ」として納骨堂てらすは存在しています。たった数十年ですが、お別れの形、供養の形は大きく変化してきました。今、さらなる大きな変化の渦の中、皆様の考える「理想の供養」を実現するための一歩として「納骨堂 てらす」がお手伝い出来ると信じています。

納骨堂てらすは屋内型の納骨堂で悪天候、猛暑、極寒様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設です。年会費・管理費不要で永代供養が可能です。

新しいお墓の形を必要としている方、納骨堂を札幌、恵庭で探している人におすすめになっています。

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