1. HOME
  2. ブログ
  3. 北海道でお墓の改葬が多いのはなぜ?

北海道でお墓の改葬が多いのはなぜ?

北海道でお墓の改葬が増えているのはなぜでしょうか。改葬が増えている背景や、北海道の改葬件数、北海道で改葬はなぜ多いのか理由についてなど、北海道の改葬についてまとめて掲載しています。

改葬とは

改葬とは、簡単にいうとお墓を引っ越しさせることをいいます。墓地の区画を管理者に返還し、今あるお墓に入っているお骨を別の場所に移します。改葬の流れとしてまずは、移転先を決めます。その後、申請し市町村長から改葬許可証をもらい、改葬を進めていく手順となります。

改葬が増えている

厚生労働省から毎年、改葬件数が発表されています。令和4年度(2022年度)は151,076件の改葬がされました。 全国的に改葬する件数は増えており、年々右肩上がりの傾向にあります。

  • 今のお墓が不便な場所にあるので利便性向上のため
  • 継承者がいないので、永代供養墓を利用するため
  • お墓の管理負担を減らすため

など、改葬を選ぶ理由はさまざまあります。

都道府県別の改葬件数

都道府県別の改葬件数もされており、特に、東京都の改葬件数が多くなっています。発表されている数値は以下のようになっています。

・東京都

令和4年度 10,915
令和3年度 10,830
令和2年度 8,973
令和元年度 10,010
平成30年度 8,721
平成29年度 8,627

東京都の改葬件数は日本一多く、人口比で考えると当然と感じる数値ではあります。東京都の他には、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県、千葉県など人口が多い都道府県ですが、中でも人口に対し、改葬件数が多いのが北海道です。

・北海道

令和4年度 12,243
令和3年度 9,321
令和2年度 8,977
令和元年度 10,318
平成30年度 9,584
平成29年度 7,638

北海道より人口が多い都道府県は多くありますが、令和4年の改葬件数は東京都を上回る改葬が行われているという数値となっています。北海道は人口の数で考えると、改葬件数が多い都道府県といえるでしょう。


厚生労働省 令和4年度衛生行政報告例 改葬件数
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/36-19a.html

北海道で改葬はなぜ多いのか

なぜ北海道で改葬件数が多いのでしょうか。どの地域でも見られやすい理由に、継承者不足がありますが、北海道でもやはりその傾向は強いようです。結婚しない、子供がいない、このような多様性のある生き方は、お墓の継承者不足にもつながります。

また、結婚し子供がいたとしても、道外に住んでいる場合はお墓の管理を難しく感じてしまいやすくなります。首都圏以外では、似たような傾向にありますが、北海道も若い世代が転出し、少子高齢化が深刻です。一度道外に出てそこで生活の基盤ができてしまうと、北海道に戻ることが難しくなってしまいます。

北海道に帰省するのは、時間もお金もかかる。そのため、お墓を管理し続けることが大変になってしまうのです。いずれ道外へ引っ越すつもりなので、お墓を継ぎたくない、と考えてしまうのかもしれません。また、雪の多さも大きな弊害のひとつです。北海道は雪が多い地域です。冬はお墓参りに行くのが難しく、お墓の管理が容易ではないという事情もあります。

稚内市環境水道部くらし環境課が実施した令和2年『 お墓 』に関するアンケート調査の結果報告書(市民向けアンケート)では、幅広い世代で従来のお墓に対して感じている生の声が集められており、北海道で改葬が増えている理由を見ることができます。

  • 自分は、兄弟姉妹が居ないし、両親とも離れて暮らしているので、代々のお墓の管理も出来ないから、将来は墓じまいしようと考えている。
  • 核家族化で親・祖父母とは完全に、別世帯という感じ。親と仲が良いとも限らないし、子も持たない家族も多いので、合葬も多くなっていく印象。
  • 墓地よりも納骨堂を増やした方が良いと思う。墓地よりも管理が容易で、利用しやすいと思うから。

現在、親族のお墓は車で4時間以上の場所にあり、墓参りに行けるのも毎年 1 度程度です。気軽に墓参りをするためにも将来的には、納骨堂等、近所の場所を選んでいくのが、望ましいと考えはじめています。

参照)稚内市環境水道部くらし環境課 『 お墓 』に関するアンケート調査の結果報告書

北海道における 「墓じまい」の現状 に関する研究

北海道で改葬をする

実際に改葬する際には、改葬手続きが必要となります。北海道の自治体でも、改葬の申請書がホームページに用意されています。手続きは納骨している墓地や納骨堂が所在する市区町村の自治体のホームページにある申請書を利用し改葬手続きをすすめていきます。例えば、札幌市、恵庭市、旭川市では以下のような書類が用意されています。


  • 札幌市
    https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f3seikatu/boen/3_te_kaiso.html

  • 恵庭市
    https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/seikatsukankyoubu/shiminka/juminhyo_koseki_jukyohyoji/1_1/2/14606.html

  • 旭川市
    https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/1000/1001/1050/bochi/p003436.html
  • 札幌市、恵庭市、旭川市周辺で改葬する人におすすめの納骨堂

    薄れていく宗教とのつながり、現代での親戚付き合いの中、お墓参りも大きく変化してきました。核家族化が進み、お墓参りのために親族が集まるという機会は少なくなっています。負担の少ない形で故人を偲び冥福を祈るために供養を行うことを継続できる方法もあります。

    納骨堂てらすではご自身にも負担が少なく、お子様にご負担を掛けない供養のカタチをご提案します。事故の危険がある遠い道のりを渋滞のストレスと戦いながら辿り着いた霊園で、猛暑のなか、虫よけスプレーと線香・お花・お供えを持って階段を上がる。そんなお墓参りも風情があって良いとは思いますが、高齢の方や体の不自由な方にとっては大きな負担となってしまいます。

    納骨堂てらすは北海道札幌市、恵庭市、旭川市にある屋内型の納骨堂です。納骨堂は屋内にありますので、悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設になっています。納骨堂てらすならお墓の約10分の1の費用で追加費用も掛かりません。年会費・管理費不要で永代供養が出来ますので、費用の面ではお墓より安価で利用することができます。アクセスが良く快適な空間でのお参りをお約束します。

    納骨堂てらすは、墓じまいを検討している人、お墓のメリットは理解できるけどデメリットを感じるという人にもお勧めしたい納骨堂です。最新式のデジタル祭壇を用意しており、いつでも在りし日の故人様のお姿を前に、お子様・お孫様などご家族で思い出を語りあう機会を維持することが可能です。「お墓」を選び、維持していくという時代に変化が出てきています。新しい生活様式、家族のあり方にあわせた「新しい供養のカタチ」をご提案しています。資料請求は無料ですので、是非お問い合わせください。

    資料請求・お問い合わせ

    関連記事