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多死社会でお墓はどうなるのか?影響を予測し備えるために

日本ではこの先、多死社会と呼ばれる時代を迎えると言われています。多死社会とはどんな社会でしょうか。多死社会ではどのような問題点があるのでしょうか。お墓はどうなるのでしょうか。多死社会について、多死社会でのお墓についてまとめて掲載しています。

多死社会とは

多死社会は高齢者化社会の次に来る社会で、多くの高齢者が多く死を迎える社会です。超高齢多死社会ともいわれています。厚生労働省の発表では、2025 年には年間死亡者の数が 150 万人を超えて高齢多死社会を迎えるとされています。

令和3年(2021) 人口動態統計月報年計(概数)の概況では、令和3年の死亡数は143万9809 人で、前年の137万2755人より6万7054人増加しています。死亡数の年次推移をみると、昭和50 年代後半から増加傾向となり、平成15年に100万人を超え、増加傾向が続くなか、令和2年は 11 年ぶりに減少しましたが、令和3年は再度増加に転じ140万人台となっています。出生数と死亡数の差である自然増減数は△62万8205人で、前年の△53万1920人より9万6285人減少し、自然増減率(人口千対)は△5.1となり、前年の△4.3より低下し、数・率ともに15年連続で減少かつ低下するという数値の発表がありました。

令和4年版厚生労働白書では、すでに減少に転じている現役世代人口は2025年以降、さらに減少が加速するとの記載があります。令和47年には、約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上となるとの予想もあり「多死社会」「超高齢化社会」が現実になるような予想数値が見えてきています。

参照)超高齢社会と終末期医療

参照)令和4年版高齢社会白書

参照)令和3年(2021) 人口動態統計月報年計(概数)の概況

多死社会の影響、問題点

高齢化社会の先に迎える多死社会では、様々な問題が生じる可能性が論じられています。多死社会の問題点を論じる際に多く声が上がるのが医療の問題です。終末期医療含め、医療が必要な人口が増え、医療機会が不足する、病床が足りなくなるなどの問題が生じる可能性があります。同時に介護や葬儀など高齢者向けのサービスが不足する可能性も高いです。労働力人口が減りサービスの担い手が減少する中、サービスの需要が増加しますので、影響が生じやすい分野です。火葬場減少で順番待ちとなるため、遺体を保管する遺体ホテルが今より必要になるのでは、など直ぐに火葬できない事に対応する必要がある可能性も出てきます。このように多死社会では「死」に関連した様々なサービスへの影響や問題が生じる可能性があります。

多死社会でお墓はどうなる?

多死社会でお墓はどうなるのでしょうか。多死社会を迎える日本では、お墓へどのような影響があるのでしょうか。お墓に関しても、様々な問題が生じる可能性があります。

墓地が足りない?

多くの人が亡くなる事が予想されている多死社会では、墓地が足りなくなるという心配があります。お墓を建てる場所は法律で決められており、どこにでも建てて良いという訳ではありません。新たなお墓を作るための墓地が足りなくなる可能性が論じられています。

お墓を継ぐ人が居ない

また、お墓を継ぐ人が居ないという問題も生じる可能性があります。お墓を継ぐ人が居なくなるとお墓は無縁墓になってしまいます。無縁墓の増加は現代でも問題になってきていますが、その問題が悪化する可能性が高くなります。背景には日本人の家族形態・家族観の変化や、一つの墓を子や孫が守っていくお墓の形に対する価値観の変化もあります。結婚する、子供を持つ、そんな家族の形が当たり前だった社会は大きく変化しています。

お墓を利用しない・利用できない

墓地が足りない、継ぐ人が居ないとなると、結果的にお墓を利用しないという考え方になるかもしれません。お墓を利用したくても利用できない場合もありますし、お墓はいらないと考える人も居ます。死後は当たり前のようにお墓に入るという時代から、多死社会を迎える中、お墓にも変化が求められる社会となることが予想されます。

多死社会で知っておきたい納骨堂

多死社会では、従来のお墓の形を維持することが難しいと考える人が増加する事が予想されます。今でも従来のお墓のしきたりが時代に合わなくなってきていている傾向がありますが、その傾向がより強くなるでしょう。そのような中では従来のお墓に代わる、新しいお墓の形が求められてきています。新しいお墓には色々な形がありますが、そのひとつが「納骨堂」です。納骨堂は、個人、夫婦といったさまざまな単位で遺骨を収蔵することができる施設です。遺骨の管理を任せる事ができる永代供養がある納骨堂も多く、お墓を継ぐ人が居ないという場合にも利用しやすくなります。先祖代々のお墓がある場合も、墓じまいして納骨堂を利用する場合もあります。死後はお墓に入るという形はこれまで当然のように選ばれてきましたが、多死社会を前にして、お墓以外の納骨先に目を向ける必要がありそうです。

札幌市、恵庭市周辺にある納骨堂てらす

納骨堂てらすは北海道札幌市、恵庭市にある屋内型の納骨堂です。悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設です。納骨堂てらすでは、年会費・管理費不要で永代供養が可能です。現代では家族や親族のあり方、社会が変化しそれぞれが求めるお墓のカタチや求められる供養のカタチも新たなものへと変化しています。一般的にお墓を新たに購入すると、墓石・永代使用料を含め、150万円以上の費用かかりますが、納骨堂てらすなら約10分の1の費用で追加費用も掛かりません。年会費・管理費不要で永代供養が可能です。

多死社会でお墓をどうするか悩む人にお勧めしたい納骨堂です。納骨堂てらすではご自身にも負担が少なく、お子様にご負担を掛けない供養のカタチをご提案します。資料請求は無料ですので、是非お問い合わせください。

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