納骨堂の生前購入・生前契約
近年、お墓や納骨堂の生前購入や生前契約について検討をする人、終活を進める人が増えてきています。納骨堂は生前購入が出来るのか、生前購入のメリットやデメリット、いつから生前購入を進めればよいかについてまとめています。
納骨堂を生前購入・生前契約
生前購入・生前契約と聞いて、お墓や納骨堂を生きているうちに購入できるの？生きているうちにお墓を買えるの？という疑問もあるかもしれません。一般的に、お墓や納骨堂の生前購入や生前契約は可能です。自身が生きている間に死後に入るお墓や納骨堂を決めることは寿陵といわれます。
「寿陵」は「じゅりょう」と読みます。寿陵は長寿を招くなど縁起がよいものとされています。「寿」という漢字が使われていることからも、縁起の良さが分かりますね。歴史上の権力者達も好んで寿陵を選択した記録があります。エジプトのピラミッドは寿陵のひとつです。有名人や芸能人にも生前にお墓を作ったという人が居ます。生きているうちに死後の事を考え、お墓を用意することは、縁起が悪い事ではなくむしろ縁起が良い事とされているのです。
近年「終活」という言葉が流行しています。終活とは人生の終わり、自分の理想の最期を迎えるための準備です。生前に自分の死後について整理して考えておき、人生の最期を迎えるにあたって自分で準備を進める人が増えてきています。
お墓や納骨堂の生前購入も終活のひとつとして行われている背景があります。終活を行うのは、自分が死後眠る場所を自分で選びたい、自分の好む場所で眠りたいという希望を叶えたい、家族に負担をかけないため、などという理由があります。亡くなったあと供養されるか心配なので自分で準備するという声もあるようです。各々の理由で生前購入・生前購入が選ばれています。
納骨堂を生前購入するメリット
納骨堂の生前購入には、どのようなメリットがあるでしょうか。知っておきたい様々なメリットがあります。
自分で気に入った納骨堂を選べる
生前購入をする最大のメリットは自分で好みの納骨堂を選べる事です。納骨堂といってもロッカー型・仏壇型・自動搬送型・墓石型など色々な種類があり、場所や値段も様々で、選択肢が沢山あります。生前であれば、自分の好きな場所や良い雰囲気だと感じる納骨堂を、自分の目で見て選ぶことが出来ます。自分自身でどの納骨堂にするか時間をかけて納得いくまで探す事ができます。「ここで永眠したい」「ここなら安心できる」そんな場所を自分で探すことが出来るのは大きなメリットです。
もし、生前購入された納骨堂が無い場合、一般的には四十九日のタイミングで納骨となるので、家族は故人が亡くなった悲しみで辛い中、納骨先を選んで契約することになります。悲しみと向き合い故人の事をゆっくり偲びたい時間が、納骨先を選び、悩むための慌ただしい時間となってしまいます。生前購入しておけば、事前に納骨する場所が決まっていますので、ご遺族はゆっくり故人と向き合うことができるでしょう。
生前に家族に相談できる
また、生前購入なら自分の意向だけではなく、家族や親族と購入の相談をすることもできます。実際にお参りするのはご遺族です。納骨堂というのは新しいお墓の形ですので、納骨堂を知らない人もいるかもしれません。なぜ自分がお墓でなく納骨堂を選ぶのか、この場所を選んだのか、生前に家族に想いを伝えることが出来るのも生前購入のメリットです。ご家族と一緒に施設の見学をするというのも良い方法です。
相続税を抑える・節税対策
一般的に、故人の財産を引き継ぐ際には相続税がかかります。自分のお墓のために必要なお金を用意し、遺族に現金で残した場合には、そのお金にも相続税がかかることとなってしまいます。ですが「墓地や墓石、仏壇、仏具、神を祭る道具など日常礼拝をしている物」は相続税がかからない財産になるという決まりがあり、生前購入した納骨堂は相続税の課税対象ではありません。相続税がかからないという金銭面の大きなメリットから、生前購入は節税対策にも選ばれている方法です。
（参照）国税庁ホームページ：No.4108 相続税がかからない財産
遺族に金銭的な負担をかけない
生前購入は、死後遺族に金銭的な不安をかけないですむ点もメリットのひとつです。一般的なお墓の場合、毎年管理費がかかることが多く遺族の継続的な負担となっています。永代供養がある納骨堂に、初回費用に含まれる形で事前に一括払いができれば今後の支払いの負担がなくなり安心できます。家族の負担が気にならなくなり、また遺族がいない場合も今後の支払いを心配しなくてよくなります。
納骨堂を生前購入するデメリット
様々なメリットがある生前購入ではありますが、メリットだけではなくデメリットにも目を向けておく必要があります。生前購入は、購入したその瞬間から維持管理費が発生する場合があります。納骨してない状態でも維持管理費がかかり、存命中も契約者が自身で維持管理費を支払うことになる納骨堂もあります。遺骨を納める場所に生前から費用がかかるのはデメリットと感じるかもしれません。初回費用に永代供養が含まれ、以後は費用が不要となる納骨堂や、納骨するまで、年会費、管理費が不要の納骨堂もありますので、生前購入するなら、特に事前に費用について確認し、納得がいく形を選んだ方が良いでしょう。
納骨堂の生前購入はいつから？
納骨堂の生前購入はいつからしなければならない、という決まりがあるわけではありません。「納骨堂の購入を検討しよう」と思ったときがおすすめの購入時です。思い立ったが吉日といいますし、納骨堂の生前購入に早すぎる事はありません。
納骨堂のシステムを十分に理解出来る間に、ゆっくりと見学に行き自分の目で実際に確かめられる間に、気になる納骨堂へ足を運ぶ時間がある間に、家族と話し合いの時間を持てる間に、元気なうちに、自分のお墓や納骨堂を決めておきたいものです。
札幌市、恵庭市周辺で生前購入できる納骨堂を探している人におすすめ
納骨堂てらすは北海道 札幌市、恵庭市にある屋内型の納骨堂です。悪天候、猛暑、極寒など、様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設です。年会費・管理費不要で永代供養が出来ます。初期費用が少なく、その後の管理の費用・労力が掛かりません。生前購入を考えている方にもおすすめできる納骨堂です。納骨堂てらすは現代の生活スタイルに最適な供養のカタチの一つだと私たちは考えます。葬儀を終え、悲しみに一区切りがついた時、お骨をどうするかという問題が、ご家族の前に立ちはだかります。是非見学にお越しください。
