供養とは。納骨堂の供養に違いはある？
供養とは、どんな意味でしょうか。どんな種類があるでしょうか。供養のやり方にはどんなものがあるのか、お寺の供養、納骨堂の供養に違いがあるのかまとめて掲載しています。
供養とは 意味や種類
供養とは亡くなった人の冥福を祈ることを言います。供養の読み方は「くよう」です。供養には故人を偲び、故人と向き合い、故人を失った悲しみを乗り越えていくという意味があります。また、故人の冥福を祈るという意味以外にも、家族の絆を深めたり、自身の死や人生について考えるという側面もあります。供養しないと罰があたるなど言われることもあり、悪いことが起こるのではと不安になるかもしれません。供養しない人に悪い事が起こるという科学的な根拠はありませんが、先祖代々が存在したからこそ自分が居るのは紛れもない事実です。ご先祖様を敬い大切に想い感謝するという意味を込めて供養することは、人生において重要な役割を果たす行為になっています。
誰かが亡くなった場合には、仏様・諸天・菩薩などに対し供物を捧げることで、尊敬の気持ちを示す仏教供養、亡くなった人の冥福を祈り供物をささげる追善供養が行われます。お葬式を行う、法要を行う、お焼香をあげる、仏壇に手を合わせるなど、様々な供養が行われています。
その他、供養という漢字が使われる様々な言葉があります。
- 先祖供養（せんぞくよう）
先祖代々を供養する事で、お墓参りや、仏壇に手を合わせることも供養に繋がります。先祖の霊を供養し、感謝をします。 - 水子供養（みずこくよう）
水子供養は流産や死産、中絶などさまざまな事情で、胎児のまま生まれることなく亡くなった赤ちゃんの冥福を祈り、執り行われます。 - 手元供養（てもとくよう）
手元供養とは自宅や身近なところに故人のお骨の全部または一部を保管し供養することをいいます。手元に遺骨を置いておく供養方法です。 - 人形供養（にんぎょうくよう）
物に対する供養も古くから行われてきており、特に人形には魂が宿るという考えより、お寺などで人形供養が定期的に行われてきました。ひな人形、五月人形、最近ではぬいぐるみも供養が行われています。
このように「供養」と言っても様々な種類や意味、言葉があります。供養は人に対する行為だけではありません。日本では古くから供養は大切な事だととらえられてきました。
供養のやり方
供養のやり方は様々です。例えば、先祖供養ではご先祖様に感謝し、仏壇に向かって手を合わせるお盆やお彼岸にお墓参りに行くという供養のやり方があります。法事、法要では故人を供養するために供花やお供え物を用意します。人形供養では人形をお寺に持参しお焚き上げをしてもらいます。盛大なお葬式をあげるだけが供養の形ではありません。場面により色々な供養のやり方があります。
供養のためにといって無理をして頑張らなければならないと負担に感じてしまう場合もあります。供養のためにお寺の檀家に入り、先祖代々のお墓を守る事が供養へ繋がるから、遠方であっても毎年お墓参りへ行き、大変でも綺麗にお墓掃除をする。
供養とは頑張らなければならないものでしょうか。遠方で時間が取れず、なかなかお墓参りに行けないという場合もあるかと思います。全くお墓に足を運べなくても、自分が元気に過ごす事が供養に繋がる、遠方でも故人の事を想うことが自分に繋がるそんな考え方もあります。供養のやり方は様々、人それぞれです。決まった形や周りの意見にとらわれるのではなく、自分なりの供養のやり方を見つけていくのがおすすめです。
供養は意味ない？供養の形は人それぞれ
供養は意味がないという考え方もあるといいます。最近では特に「お墓参りは面倒」「お墓はいらない」という考え方の人が増えており、供養に対しても意味がない、必要がないという考え方もあります。従来からの家族の形の変化があり、生活の変化があり、そしてお墓や供養に対する価値観の変化と繋がっているように見受けられます。
供養の形は人それぞれです。先にも書いたように先祖代々のお墓を管理し、頑張って毎年お墓参りに行くだけが供養の形という訳ではありません。供養というものの意味や方法を考える時、「面倒でも頑張ってしなければならない」と考える必要はなく、そして必ずしも「お墓」という形にとらわれる必要もありません。お墓を持たない場合でも供養する事が可能です。自分に負担が少ない形で供養できる形や方法を検討する事もできます。
例えば、近年、需要が増えている供養に樹木葬や納骨堂の利用があります。納骨堂は、特に都市部において人気となっています。お墓のように高額な費用を払い、大変な管理を継続しなくても供養することは可能なのです。
お寺で？納骨堂での供養に違いがある？
これまでの日本では墓石での供養が当たり前でしたので、納骨堂で供養というとどのようなものか不安や疑問もあるかもしませんが、納骨堂できちんと供養ができます。
納骨堂と言っても色々な納骨堂があります。
- 寺院納骨堂 お寺が運営 寺院や霊園内
- 公営納骨堂 自治体によって運営
- 民営納骨堂 運営は宗教法人や財団法人、社団法人、民間業者など様々
お寺の納骨堂を利用する場合には、供養のためにお寺の檀家に入る必要があることが多いです。納骨堂の永代使用料、年間管理費の他、お布施、戒名料がかかる場合もありますが、民間の納骨堂を利用する場合はお布施、戒名料が不要となります。
納骨堂は家族の代わりに遺骨を管理してくれる、永代供養が付いている場合が多いです。永代供養が付いている点はお墓との大きな違いとなります。供養のためには大変な思いをしてお墓掃除しなければならないと考える場合には、楽をしているように感じるかもしれませんが、故人はその様な負担を望んでいるのでしょうか。お墓の管理が負担になっては、故人も浮かばれないのではないでしょうか。
どこのお墓であれ、納骨堂であれ、供養に行くことができる、供養に行く場所があるという事自体に違いはありません、その行為自体が大切なことです。故人を思い出し、故人とのつながりを大切にし、故人に手を合わせる時間を取ることが出来ます。お墓の管理が大変、お墓に行く時間が取れない、お墓にあまりお金はかけたくないけど供養はしっかりしたい、してほしい納骨堂はそんな人にはおすすめです。
札幌市、恵庭市周辺で新しい供養の形を探している人におすすめの納骨堂
納骨堂てらすは屋内型の納骨堂です。悪天候、猛暑、極寒など悪条件下であっても快適にお参りできる施設となっています。一般的にお墓を新たに購入すると、墓石・永代使用料を含め、150万円以上の費用がかかることになりますが、納骨堂てらすなら約10分の1の費用で済み、追加費用も掛かりません。年会費・管理費不要で永代供養が出来る施設です。お一人おひとりのお骨を、本のように納めます。お参りのたびに、想い出の物語を紐解くように、ご家族で語り合ったり、嬉しい出来事を報告し、感謝の言葉を伝えたり、心を豊かに育み、気づきや学びを贈ってくれる本を読むように、何度も手を合わせながら故人とのつながりを大切にしていける場所です。
一般的なお墓とは違い、祭壇に付属したリーダーに会員カードをかざすと、事前に登録した故人様の写真が映し出されるというデジタル祭壇を完備した礼拝堂があります。空調の効いた室内、お参り時の待ち時間などにお使い頂けるくつろぎのカフェスペースなどもあり、霊園や納骨堂特有の暗い雰囲気を極力排除した、明るい雰囲気の作りとなっています。
お墓の管理が大変だから供養はしたくない、お墓まで行くのが大変だから供養は面倒だという場合には様々な供養先があることを是非知ってください。納骨堂てらすは、納骨堂を札幌、恵庭で探している人におすすめの場所です。現代では家族や親族のあり方、それぞれのニーズも変化し、求められる供養のカタチも新たなものへと変化しています。お別れの形、供養の形は大きく変化してきました。新しい価値観、新しい生活様式、新しい社会、未来を見据えた視点に立ち、「新しい供養のカタチ」として納骨堂てらすは存在しています。見学、資料請求は無料ですので、是非お問い合わせください。
