1. HOME
  2. ブログ
  3. 若者がお墓参りに行かない理由は?

若者がお墓参りに行かない理由は?

お墓参りに行かない若者が増えているといいます。若者がお墓参りに行かない理由は何でしょうか。様々な理由が見られています。

若者がお墓参りに行かない理由

お墓参りに行かない若者が増えている背景には、どんな理由があるのでしょうか。

お墓が遠い

お墓参りに行かないのは、お墓が遠いからという理由があります。若者は都会で暮らしている人が多くなっています。若者が都会に集中するのは、若者にとって魅力的な就業機会が地方に不足するなどの背景が見られます。日本財団が実施している「18歳」の若者を対象にしたインターネットアンケート調査「18歳意識調査」では、都市部で暮らしたい理由の上位は、

  • 1位 生活がしやすい 63.4%
  • 2位 娯楽が多い 51.2%
  • 3位 就労の選択肢が多い 37.5%
  • 4位 多様なチャンスがある 30.6%
  • 5位 大学など教育機関が多い 28.1%

となりました。生活の面や娯楽の面、また教育や就労などの面でチャンスがあるのは地方より都会だというのは、若者が都会で暮らす大きな理由となっています。

参照)日本財団18歳意識調査 第29回テーマ「地方創生」

先祖代々のお墓は、実家の近くにある事が多くあります。そうなると、若者にとってお墓は都会からわざわざ足を運ぶ必要がある遠くの場所です。気軽に行ける場所ではなく、実家に帰らなければお墓に行くことが出来ないということもあるでしょう。お墓は遠方にあり、行くのが大変だという理由がみられます。

お金がない

遠方に行くということは移動のためのお金がかかるという事にもなります。お墓に行くために、電車代や飛行機代などの高額なお金がかかる場合があります。お金に不自由していない若者であれば、移動費の捻出には困らないでしょうが、生活費もままならない若者も珍しくありません。その場合は、お墓参りに行くより日常の生活にお金を使いたいと考えるのも当然かもしれません。お金がなくて行きたくともお墓参りに行けない若者も居ます。

時間がない

お墓参りは命日、お彼岸、お盆など決まった日に行く人が多いかもしれません。都会に出ている若者は、学校、アルバイト、仕事などで忙しくしています。わざわざお墓参りの日に休むのも大変かもしれません。また、遊びの予定があったり、特定の日には休みづらかったりするという背景もあるでしょう。若者は時間がないというのもお墓参りが遠のく理由のひとつです。

移動手段がない

お墓は公共交通機関では行くことが出来ない、辺鄙な場所にあることもあります。車でないと行けない場所にあるお墓もあります。車を持たない若者の増加、若者の車離れについて耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。車はもちろん、免許を持っていない若者も増えているようです。自家用車がなく、免許がないと生活がしづらい地方に比べて、都会の交通網は発達しており、公共交通機関のみでも問題なく生活できる場所が多くなっています。車を持ったり、免許を取得したりするにはお金もかかります。お金がかかるので、車は持たない、持ちたくないという価値観の若者も増えています。その際には、お墓までの交通機関がないということに繋がり、お墓参りに行きたいと考えても、移動手段がなくお墓まで行けないということになってしまいます。

きっかけがない

お墓に行くきっかけがないという理由もあります。特定の決まった日が無い時には、他の予定よりお墓参りを優先して行く日を作るという事になりますが、なかなかきっかけが作りづらいものです。実家近くにお墓がある場合には、両親がいる間は帰省していたものの両親亡き後は実家に帰るきっかけがなくなり、わざわざお墓参りのためだけに帰省する時間とお金が勿体ないと感じる若者もいるようです。お墓参りに行くきっかけがなくなり、お墓参りへの足が遠のいてしまいます。

お墓に行きたくない

これまでの理由は「お墓参りに行きたくても行けない」という理由ですが、お墓に行きたくない、お墓参りに行きたくないという理由もみられます。お墓参りに行けないと罰当たりだとはよく言われますが、今では価値観の多様化が進んでいます。家族と疎遠で何年も会っていないという人も居るでしょう。その場合はお墓に行きたくないと考えるのも仕方ないのかもしれません。加えて、従来のような「家」の意識が薄くなってきています。かつて日本にも家制度があった時代があります。1947年に家制度は廃止されましたが、先祖や家風など家意識は根強く残りました。ですが、近年は都市化や核家族化が進み、家意識の希薄化が進んでいます。そんな中、先祖代々のお墓参りの意義を再度考えてしまい、お墓参りには意味がない、わざわざお墓に行きたくないという考え方も生まれています。

お墓参りに行きやすい納骨堂を利用

若者がお墓参りに行かない理由は様々ですが、総じて特徴的なのが、お墓参りに行きたくないという理由もある中、お墓参りに行きたくても行きづらいという理由もある点です。必ずしも全ての若者が、お墓参りをしたくないから行かないという訳ではなく、お墓参りに行きたいのに行けない人もいるということです。お墓に行きたくても行けないという場合には、その理由を解消しやすい場所を、納骨先に利用するという検討もおすすめです。お墓参りに行かない理由が、遠方で時間が取れない、お墓に行くまでお金がかかる、移動手段がないということであれば、都会でアクセスしやすい場所ならお参りに行きやすくなります。家から近い場所、徒歩か自転車で行ける場所にするなど、お墓参りから遠ざかっている人向けの抜本的な解決方法もあるのです。例えば納骨堂の存在はご存知でしょうか。

納骨堂とは、屋内にお骨を収蔵するスペースを設け、そこをお墓とする墓所のことです。納骨堂は都会のアクセスしやすい場所にもあり、移動距離に悩んでいる場合には解決方法となり得ます。これまで「お墓」という形が当たり前のように選ばれていましたが、生活スタイルや価値観の変化により、新しいお墓の形が求められてきています。必ずしも「お墓」という従来の形にとらわれるのではなく、自分に合った供養の形を選択する事も可能な世の中になっています。

札幌市、恵庭市周辺にある納骨堂てらす

納骨堂てらすは北海道札幌市、恵庭市にある屋内型の納骨堂です。屋外にあるお墓と異なり、悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設になっています。一般的にお墓を新たに購入すると、墓石・永代使用料を含め、150万円以上の費用がかかりますが、納骨堂てらすなら約10分の1の費用で追加費用も掛からず、年会費・管理費不要で永代供養が出来る施設となっています。

資料請求・お問い合わせ

関連記事