北海道の墓じまいにかかる費用相場と補助金
近年お墓の管理ができなくなった、「墓じまい」を選ぶ人が増えています。北海道で墓じまいを考えている、検討している際に知っておきたい、墓じまいにかかる費用相場と墓じまいの際に利用できる補助金や助成金の情報についてまとめて掲載しています。
墓じまいとは
墓じまいとは現在使用しているお墓を撤去して更地にし、使用権を墓地の管理者に返還することです。改葬ともいわれます。遠距離でお墓参りが大変、お墓の継承者が居ない、家族に面倒をかけたくないなど、様々な理由で墓じまいが選ばれています。近年墓じまいが増えており、今後も増加が予想されています。
墓じまいの流れ
墓じまいをしたいからと言ってすぐできるわけではありません。墓じまいを進める際には流れがあります。墓じまいの基本的な流れは以下のようになっています。
-
1,お骨の受け入れ先を探す
「墓じまい」という言葉から、お墓やお参りする場所がなくなるというイメージをする方もいますが、墓じまいと言ってもお骨を取り出して、その辺りに放置する訳には行きません。
遺骨に関するルールとして墓地、埋葬等に関する法律があります。
第4条 埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。
参照)厚生労働省 墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei15/このように法律があり、自宅にお庭があるからといってそこに埋めるという訳にもいきません。墓じまいを進める際、お骨をどうするのか、まずはお骨の受け入れ先探しをする必要があります。
-
2,既存墓地の管理者に墓じまいの意向を伝える
受け入れ先が決まったら、管理者に墓じまいの意向を伝えます。
-
3,改葬の諸手続き
そして改葬の手続きを進めていきます。諸手続きと書いた通り、1通の書類を用意する訳ではなく、改葬のため改葬先の霊園で受入証明書を発行してもらい、現在の墓所の役所で改葬許可申請書を発行する、そして現墓所管理者に埋葬証明書をもらうなど発行手続きが多くあります。
-
4,閉眼供養・魂抜き
閉眼供養・魂抜きとは、僧侶を呼んで今あるお墓の墓石に宿っている魂を抜く為の供養で、墓石をただの石に変えるという意味を持つ儀式のことを言います。墓石には仏様となった故人の魂が宿ると言われており、墓じまいでお墓を改葬する際に行われています。
-
5,お墓の撤去
閉眼供養・魂抜きが終わり、いよいよお墓の撤去へ進みます。
-
6,新しい受け入れ先へ納骨
そして、新しい受け入れ先への納骨を済ませ「墓じまい」の流れが終わりとなります。ここまでの流れを経てようやく墓じまい、改葬となるわけです。
北海道で墓じまいにかかる費用相場
墓じまいにあるいくつかの工程、流れを説明しましたが、無料で墓じまいを進められるわけではありません。費用がかかる工程もあります。大きく分けて、墓石の撤去費用、離檀料・お布施、行政手続きに関する費用、改葬先の費用の4つの費用がかかります。
-
墓石の撤去費用
墓石の撤去費用は、お墓を更地に戻す際に必要となる費用です。
墓石の撤去を石材店に依頼する必要があるのですが、民間霊園の場合、管理者から石材店を指定される場合もあります。具体的な費用は、石材店や墓石の大きさや撤去方法によりますが、1㎡あたり約10万円程度が相場となり、合計で10万円〜30万円程度が見込まれます。
-
離檀料・お布施
現在の墓地が寺院の管理する霊園にある場合のみ必要な費用となります。檀那寺の檀家をやめる際に菩提寺に渡す費用です。相場は法要の1~3回分で、3万円~15万円程度となりますが、「気持ち」のためお寺により金額が異なります。
-
行政手続きに関する費用
「改葬許可証」を改葬先の霊園や寺院に提出するためにかかる費用です。改葬に関しても墓地、埋葬等に関する法律にルールがあります。
第 14条 墓地の管理者は、第八条の規定による埋葬許可証、改葬許可証又は火葬許可証を受理した後でなければ、埋葬又は焼骨の埋蔵をさせてはならない。
参照)厚生労働省 墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei15/改葬証明書を入手するためにお墓のある市区町村の役所で取得する、受入証明書、改葬許可申請書、埋葬証明証、改葬承諾書などの取得費用はそれぞれ数百円程度である事が一般的です。
書類集めの手間を軽減させるため、墓じまいの改葬の手続き代行を依頼するとより費用がかかることとなります。 -
改葬先の費用
改葬先にかかる費用は、改葬先をどこにするかで費用は大きく変わります。
墓じまいでの改葬先には、一般墓、納骨堂、樹木葬、永代供養墓などが選ばれますが、およそ30万円〜180万円といわれています。一般墓は高くなりますし、同じ納骨堂でも選ぶ種類によって大きく変わります。
北海道の墓じまい補助金
墓じまいを進める際には、自治体ごとの補助金を確認することがおすすめです。
例えば、北海道苫小牧市では、遺骨を別の埋葬場所に移し、墓を撤去する墓じまいを経済的に支援する「市墓所返還支援事業」が2022年に期間限定ではじまりました。
墓じまい費用を融資で工面した場合に、信用保証料と利子分を最大5万円まで負担するという制度です。申請期間は2022年12月31日までとのこと。
参照)http://www.hokkaido-nl.jp/article/22179
今後も補助金を導入する市町村が出てくる可能性もあります。墓じまいを進める際には、こういった補助金や助成金がないか事前に自治体に確認を進めたいところです。
墓じまい後に選ばれる納骨堂
墓じまい後の改葬先のひとつに、 納骨堂があります。納骨堂は
- 散骨は手元からお骨が無くなってしまうので避けたい
- 分骨をしたくないので手元供養は避けたい
- 自宅供養ではなく自宅外で供養したい
- お墓は管理が大変
- 清潔な施設を利用したい
などと考えている方に選ばれています。一般的に納骨堂の方がお墓より費用が10分の1など安くなります。納骨堂は悪天候、猛暑、極寒といった様々な悪条件下であっても快適にお参りしやすいなど、様々な理由で選ばれています。
北海道で墓じまいを検討している人におすすめの納骨堂
納骨堂てらすは北海道の札幌、恵庭にある屋内型の納骨堂です。悪天候、猛暑、極寒など様々な悪条件下であっても快適にお参りできる施設で、年会費・管理費不要で永代供養が出来ます。改葬先には、100万円以上かかる場所もありますが、納骨堂てらすでは、「合葬納骨プラン」であれば16万5千円のみで、年会費・管理費不要で永代供養が出来ます。永代供養ができる納骨堂を札幌、恵庭で探している人におすすめです。
新しい生活様式、家族のあり方にあわせた「新しい供養のカタチ」を提案し続けることで、亡くなった方への尊敬や感謝の気持ちを次の世代に残すことが出来、その結果として、家族や親族など人とのつながりを大切にする、日本人らしい社会を後世に残すことになると願っています。見学は9時から17時までであれば、いつでもお気軽にお越しいただけます。ご見学予約の上、ぜひお越しください。
資料請求は無料ですので、是非お問い合わせください。
資料請求・お問い合わせ